しかし、相も変わらずお腹は不調だった。 結婚してからも日常的にイチジク浣腸を携行していた。 突然の出張も持っていれば安心であった。 事務所のトイレで使用したこともあった。 出張のホテルで使用するのは不思議ではなかった。
プロジェクトでの仕事が多かったが、あるプロジェクトで外注者の中に女性がいた。 彼女は主婦であり、技術者であった。 管理面の作業を委託していたため、私との日常的なコンタクトが多かった。 仕事を円滑に進めるためにも、また多少の浮気心もあってその女性を食事に誘った。 日頃から親しく会話する間柄でもあったので、誘いを快く受け入れた。
彼女との食事を約束した日、気持ちはウキウキしていた。 ゆっくり食事をしたいと思い、朝浣腸で排便し仕事に向った。 使ったイチジク浣腸の残りは日頃の習慣で仕事のカバンに入れていた。
夕刻、仕事もそこそこに、少し離れた待ち合わせ場所の喫茶店に向かった。 彼女は既に席に座り飲み物を飲んでいた。 「すみません。遅くなって。ご主人に怒られませんか?」、「大丈夫ですよ。仕事の付き合いの食事ぐらい。」、コーヒーを注文し、仕事のことでの会話で少しの時間を費やした。
喫茶店を出て、食事に向かった。 日頃喫茶店で仕事の話しをしたり、昼食が一緒だったり互いに違和感のないことだった。 ちょっと奮発し、高級和食を食べることにした。 食事も美味しく、多少のお酒もすすんだ。 会話も弾み、互いの子供のことなど、楽しい時間が過ぎた。 トイレへ行こうと席を立った時、横に置いていたカバンが倒れたが気に止めずトイレで用を済ませ席に戻った。
彼女が何か言いたそうな雰囲気で口篭っている。 「どうしたの?」、「聞いてもいいですか?××さんって便秘なんですか?」と聞く。 「えっ!どうして?」、「でも、さっきカバンが倒れた時に見えてしまったんですけど。」と倒れたカバンを起そうとするとイチジク浣腸の箱が落ちそうになった。 「あら、見えてしまったんですね。」、「ええ、ごめんなさい。」、「貴女がカバンを開けたんじゃないから、謝ることはないですよ。別に見せびらかすものでもないですが、ご想像の通りです。不安な時があるのでカバンに入れていることもあるんです。」、「そうなんですか!」。
「会社で使ってるんですか?」、「たまにね。一番問題なのは出張などで生活環境が変わった時なんです。」、「へぇ~、私も便秘症ですから良く判りますけど。。。私の場合はストレスみたいです。 それと仕事をしているとついつい我慢するので。 でも、男の人で便秘症って珍しいですね。」、「そうみたいですね。私の場合、子供の頃からのいきさつがあってね。」、「聞きたいわ。」・・・・とお互い差しさわりのない範囲で、便秘のことを暫し話した。
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