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2014年4月2日水曜日

普段の一日の終わり

 夕食も終わり、テレビもない時代は、これと言って娯楽もないし、幼い子供にとっては寝る準備の時間となる。 母親との会話は、「今日ウンチしてないよね。お風呂に入る前にウンチしてみようね。」とトイレに連れて行かれる。

 トイレは、水洗などではなく昔の汲み取り和式である。 子供がトイレに落ちることもあったらしい。 だから親に抱きかかえられて排泄することもごく普通であった。 私もそうされた。 しかし、時間が経過してもオシッコだけでウンチが出る気配がないことが多かった。 抱きかかえる方もきっと大変だったと思う。

 「でないね。浣腸しようね。」と母親が言うのも度々で、特別なことでも何でもなかった。 家にはイチジク浣腸、ガラス浣腸器、オマル、差し込み便器などは見えるところに平然と置かれていた。 ウンチが済めば、風呂に入るのが順番であるから、ウンチが出ないままトイレから出てくると、温かい時期は丸裸にされる。 母親は浣腸の準備をし、オマルと共に私の前に持ってくる。 時間のあるときはガラス浣腸器で、慌しいときはイチジク浣腸であった。

 畳の部屋に寝かされ、両足を持ち上げられて、浣腸が挿入される。 寒い時期は、浣腸液が温められていた。 暫らく我慢させられ、オマルに跨って排便する。 母親は浣腸とオマルの始末をし、裸の私を風呂場に連れて行き、自分も裸になる。 風呂の中では母親の乳房で遊んだ。 普通のことだったと思う。


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